俺は一回太ってから痩せるねん

ってやつ

一回は聞いたことあると思う。

 

筋トレ始めるときに一度めちゃめちゃ食いまくって、太ってからダイエットしてムキムキになるんだ、脂肪を筋肉に変えるんだってやつ

 

これをある程度歴のあるトレーナー(トレーニー)に言ったら、こう返ってくるはずだ

 

「何言ってんの????」と。

 

わかってる人もいると思うが、体脂肪が筋肉に変わるということはあり得ない。

 

なぜなら組成が全く違うから。

 

なのになぜ、こういう言説が絶えないのか?

それをテーマに少しだけ書く。

 

結論から言うとこれに似たことを多数のトレーニー(トップボディビルダー含む)が行なっているからだ。

 

いややっとるやんけ!!と熱り立つのは少し待ってほしい。

 

彼らも確かにこの期間は食べる量を増やして、この期間からは減量してコンテストにピークを合わせる、と言うようなことをしている。

 

しかし、これを詳しく分解すると下記の通りだ

 

食べる量を増や(すと同時にトレーニングで扱う重量も増やすことで筋肉により強い刺激を入れることで筋量を増や)して、その後(増量期で増やした筋量を極力削らないように脂肪のみを)減量してコンテストにピークを合わせる

 

これを曲解しているのだろう。

この増量する、という部分はなんでも食べて良い!というわけではない。(そうする人も中にはいるが)

 

基本的にはダイエット時のようなクリーンな食事内容を維持したまま、その量のみを増やし、常にオーバーカロリーな状況を作るのだ。

 

この常にオーバーカロリーな状況を作れているということは、常に体にエネルギーが満ちているということなので、普段より良いパフォーマンスが発揮しやすくなるということだ。

 

これはウェイトトレーニングにおいても同じだ。

 

先ほども書いたが、これによって普段よりも重い重量や多い回数で運動できることで筋肉により良い刺激が入る。

更には筋肉の材料も常に満ちているため、結果筋肥大が起きやすくなるということである。

 

なのでトレーニー(ボディビルダー)たちはそもそもあまり体脂肪をあまりつけすぎないように注意して増量している。

 

まあそれでも常にオーバーカロリーな生活を続けているとどうしても使わないエネルギーが体脂肪として貯蔵されてしまうため、それを減量期に燃やしていくということなのだ。

 

これが真相である。

 

ボディメイクに近道はない。