
昨日7/4に日産スタジアムで行われたAdo STADIUM LIVE「Ao」に参戦してきたので前回同様備忘録を残します。
前回の「よだか」ではS席でスタンド上段の席でした。それ故にドームであっても音響は良かったとは言えず、いい体験であったのは間違いないが悔いの残るものでした。そこで今回はAdoのファンクラブ、「Adoのドキドキ秘密基地」会員となりました。(通称ド基地会員。なんかこう...ダメじゃない...??)
会員限定の先行申し込みで思い切ってVIP席を選択。当たった時にVIP席で最高の体験でなければ諦めも付くな、という思いが大きかった。
なんと当選。2025年12月当時は狂喜乱舞したものだ。
ライブ前恒例の失敗一つ目。物販の予約。
予約受付タイミングは事前にチェックしていたのだが、まぁ欲しいのはTシャツとかタオルぐらいだし焦らんでもええでしょと油断して2,3日経ってからページを見たら目当ての物全てSOLD OUT!Diggy-MO'も言うてますわ!アホがよ。
当日の物販に全てを賭ける羽目になるのでした。
時は流れてライブ二週間前ぐらい。ひとつ疑問が浮かぶ。「───本当にライブはあるのか─?」
一週間前、三日前とライブが近付いてくるも全く現実感が無い。原因のひとつは座席の位置。B8ブロック。Twitterに出回ってる現地の座席表を見てみるとめちゃくちゃステージ近くのど真ん中。「最高の席では─── ?」更には当日物販の整理券。当日は新横浜に13時前に到着予定だったのだが当日物販の整理券が当たったのが13時以降。都合が良すぎる...。あらゆることが上手く行きすぎている。これ全て嘘なのでは?ライブ本当に当たってるか?当たったけど本当に入金済んでたか?(済んでる)夜行バス取ったけどちゃんと取れてんのか?新幹線は?全てが疑わしかった。前日、当日になっても現実感はやはり無かったがきちんと必要なものをリストアップして準備した。この時点で浮かれることは無かった。電車がエゲツねぇ人身事故で遅れてるかも、新幹線が大事故起こすかも、現地着いて席座ってみたら周り全員力士並の巨漢かも...あらゆる不安要素が頭の中を駆け巡りつつ。
13時、現着─────。
空模様が心配であったがライブ終わりまで曇天の予報。この時期だしメチャ熱にならず雨にもならずでベストな天気だったかも。
ただ会場着いた時は風がなくてすげー蒸し暑かった。会場着くまでのコンビニで同行した友人がペンラの電池を購入。用意しとけよ。
その後物販に並び目当ての物ゲット。白T、フード付きマフラータオル、ペンラリボン。AdoのライブTは黒なことが多いのだがこの時期に黒はクソ暑くて死ぬでしょって事で白を購入。デザインも割と普段着に使えなくもないものだったので◎(このあとこの選択で後悔することになる)。フード付きマフラータオルは帽子とかなり迷った(帽子のデザインも良かった)のだが嵩張りにくいしタオルだし、ということで採用。ペンラリボンはマジで実用性とかカケラも無いのだが前回の「よだか」の時に近くの人が付けてるの見て普通に羨ましくなったので購入。デザインとか質感も結構凝られててこれは買ってよかった。特別感出るしね。
物販終わってグッズ開封。Tシャツも買ったものに着替えることにした。
着替える前に一度Tシャツを広げてみる。違和感───。一旦無視して着替えてみたら正体判明。短丈──。は???
そんな説明なかったくね??めっちゃイマドキの可愛いポニテの女の子が着るみてぇな短丈白Tじゃねぇかよ!!!こんな20代後半のおじさんが着ていいやつじゃねぇよこれ!?
しゃーないのでズボンをめちゃくちゃ上げパン(ベルトの上端が肋骨の下端に付く程度)にして「いやそういうファッションですよ〜✋」を装うことにした。いやーキツいっす。
この後会場にいる人の服装めっちゃ見まくったけど男性で同じ白Tの人、マジで3人しか見つけられなかった(女性はいっぱい居た。似合う。)。
これは翌日判明したことだけどちゃんと商品説明ページにクロップド丈って説明あったわ。心底愚人(マジおろかんちゅ)也。
ここではまだ時間に余裕があったためペンラの準備しときますか〜となった段で友人が語る。「さっき買った電池無くしたわ」すげ、こいつ。
まぁでも時間に余裕全然あるし会場の確認も兼ねてコンビニまで散歩。そこで飲み物買えたし腹拵えも済ませられたので割と結果オーライっすね。✌️
時間になったので入場。アリーナでライブを観るのは初めてだ。会場でっか!ステージちっか!と友人と共に興奮。座席についてペンライトの最終確認をしつつファントムシータのオープニングアクトを待つのだった。
オープニングアクトファントムシータ。
これは発表された時結構嬉しかった。前回の「よだか」ではファントムシータのことは名前はちらっと聞いたことあるかな?ぐらいだったのだが今日までで結構曲も聴いて先日の2ndシングル「ホラークイーン」のリリイベも近所でやってたので見に行く程度には好きになっていたからだ。
事前に予想としてホラークイーンはやるだろうなと思っていたがリリイベの時は後ろからしか見れなかったので嬉しかった。気付いたんだけどホラークイーンのサビの振り付け、ゾクゾクのサビと同じやつやってるよね。やっぱどっちも作曲てにおはだから揃えたのかな?どっちもめちゃめちゃ良かった、というか全部良かった。君バツおともだちは初期のシータ、って感じでテンション上がった。魔性少女は意外とグルーヴィーなのがライブではめちゃくちゃ良い。四つ打ちはやはり最高だ。botばっかは一見王道アイドルで可愛い感じの曲だが、歌詞や本人達の表情、動きでAIやロボットっぽい違和感、不自然さでどこか怖さを表現しているのが素晴らしい。薔薇色の月も生で聴けて良かった。あの疾走感がたまらない。というか全体通してほんっとに歌がとにかく上手い。普通にファントムシータのライブ参戦したくなった。
ここからライブ本編。
1曲目「0」。ライブ前に友人と最初なにやるかという話はしていたが予想外すぎた。(俺の予想は一曲目うっせぇわ始まりかビバリウム始まり。もしくはラストビバリウム。これは当たったね。)
2曲目以降「うっせぇわ」「レディメイド」「ギラギラ」とAdoの最初期の曲を順番にしていた。レディメイドの時に(これ0から1曲目2曲目、って感じ?)と思っていたがギラギラが続いたので予想的中で気持ちよくなっていた。レディメイドはやはりサビ終わりの可愛らしい振り付けが最高。ギラギラも生で聴けて嬉しすぎ。
そんで「逆光」。これ曲出してからセトリ落ちたことないらしい。凄すぎだろ。やっぱカッケェからね。
ここから新曲ゾーンで「綺羅」「エンゼルシーク」。俺最初ステージ横に球体があったから綺羅のときはこれにサッカーボールの映像写すんだろうなと思ってたけど全然そんなことは無かった。
ラッキーブルートは毎回「なんであの体勢で完璧に歌えんだ?」って言ってる気がする。
「ルル」。これはホントにライブが映える曲。Adoの激しさの演出と曲、ライブの空間全てが綺麗にマッチしている。この曲の銃撃つ映像演出の時に右斜め前のオタク2人が揃ってペンライトでハンドガンっぽく振ってたのホントに最高だったな。ありがとうな。
「アイ・アイ・ア」。本当に待ちに待った。「よだか」からずっと待ってた。本当に感謝。これまで配信された曲、ファーストテイクなどあったが今回のライブでのパフォーマンスが間違いなく最も良かった。これに関しては誰のどんな異論も認める気は無い。
「Tot Musica」。ルルに続き激しめの曲だがやはり素晴らしい。ライブでのパフォーマンスが映えすぎる曲。確かこの曲の時に火柱が上がる演出があったんだけどそれによる熱波がすんごかった。この距離でこんだけ熱いなら最前列の人物理的に焼けてない?と心配になった。
ここからオーケストラの皆さん登場。
めっちゃ驚いた。ステージの高さ1回下がったと思ったら再度せり上ってよく見たら人めっちゃおる!しかもオーケストラ!?ってなった。
ここから「私は最強」「春に舞う」「永遠のあくる日」「風のゆくえ」と、バラード多めの構成だった。
先に言っておくと私はバラードがあんま好きじゃない。つまんないし。だから「よだか」の時もぶっちゃけ休憩ゾーンだなとペンライト振ってた。だが今回は違った。オーケストラの音色がとにかく素晴らしかった。伸びやかな管楽器の音色が俺の心を揺さぶりまくり常に心地良い気分にさせてくれた。自分がこんなにもバラードを楽しめるだなんて、と本当に感動した。ありがとうオーケストラの皆さん。
「MAGIC」。めちゃリピしまくった曲なのですげー嬉しい。この曲も観客側で声出す所があるのでめちゃ楽しんで声出した。最高。
MAGICに続いてブチアゲ曲「踊」。ジャンプしまくりたかったが周りに迷惑かけまくりそうだったので屈伸に留めた。
さらに未配信曲「モンストロ」。ティザー動画で見ただけでそこまで刺さらないかな?と思っていたがライブは全く違う。ブチアゲまくりのノリまくり。実写版ブルーロック見に行くか〜〜〜
畳み掛けの「唱」。前の「よだか」の時に初手踊→唱とかやるの反則だろって言ってたけど、ほな間にモンストロ挟みますわ〜じゃねぇんだよ。もっと手付けられなくなってんじゃねぇか。最高だったわ。
最後にちょっとしたMCを挟んで(ここは終始明るめで楽しかった)オーケストラの皆さん再登場。「新時代」でラスト。やはりこの曲もオーケストラサウンドが映える。
終わったら5秒後ぐらいに同じ列の左端の人が大声でアンコールし始めた。お前みたいな奴がいるから社会ってのは回るんだよな。本当にありがとう。
そして案の定揃わないアンコール。アンコール後発する人、マジで前の人のアンコール無視して好きなタイミングで始めるからそら揃わんやろと率直な感想。
アンコールではAdoがゴンドラで登場。ファントムシータメンバーとちびまる子、花沢くんと一緒に「おどるポンポコリン」を披露。隣のベトナムだかミャンマーだか分からんけどアジア系の方たちを困惑させる勢いで「タッタタラリラ」「ぱっぱぱらりら」コールを全力でぶち込んでいく。めちゃくちゃ気持ちいい。
新曲「Love me forever!」リズム天国収録のやつ。リズム天国買おうかな。
3曲目「アタシは問題作」。これもライブで聴きたかった曲だったのでほんっとに嬉しかった。ほぼ語りみてぇな感じだったけどライブならではで最高。
4曲目「FREEDOM」。これも本当に嬉しい。サビ前の12.1234コールと声上げてwohのコール、多分200dbぐらい出せてたと思う。
ステージに戻ってきて「最も尊敬する人の曲です」と「立ち入り禁止」披露。カムパネルラとかで披露してた気がするがそこで知ってたのでテンション⤴ ⤴
その後「心という名の不可解」のイントロ。おお、と思いながらふとステージを見ると明らかにバンドメンバーでは無い人のシルエット。Adoと並んでいる。短髪なので男性に思える。光の当たり方で髪が白色っぽい。→「2人おる!?まふまふ!?!?」(この間多分0.1秒)
ほんっっっっまに多分一番テンションが上がった瞬間かも。これまでAdoが尊敬する人、昔から聴いていた憧れの人ということで名前が上がっていたまふまふ氏。オールナイトニッポンで共演を果たしていたがまさかライブで共演するとは……。という感無量の思いが1つ。それに加えて俺の好きなもののひとつに「楽曲提供者がそれを自分でカバー」がある。私は最強のミセスバージョンとかウタカタララバイのFAKE TYPEバージョンとか。こういうのがめっちゃ好きなので心という名の不可解まふまふバージョンが聴けてほんまに最高の気分。俺こんなにまふまふ好きだったか?と疑問に思うぐらい興奮した。
そんでラスト「ビバリウム」。今回のタイトルが「Ao」(Adoの自伝的小説「ビバリウム」での主人公の名前)だったためこの曲をやるのは確定していた。どこに来るかと思ったら最後だったね。名残惜しく思いつつ素晴らしい歌唱で幕。
さて、ここからは席で感じたことを雑多にまとめる。
今回はVIP席だったためど真ん中でアリーナのかなり前側の席。この場所で得る体験と以前のよだかライブの時のようにスタンド上段で得るそれ。ここには隔たりという言葉で言い表せないほどの大きな違いがあった。正に次元が違うという感じだ。分けると①音(聴覚及び触覚)②映像(視覚及び触覚)③周囲の反応の3つ。これらが合わさり、混ざり合うことで体験価値がとんでもなく上昇する。
まず①。
近さは正義。ステージに近ければ近いほど良い。これはもう結論付けたくなる。自分の原体験は「心臓」のプレミアムシアター上映なわけだが、この時得られた音響体験を上回るものを今回の「Ao」では感じられた。特に顕著だったのはバンドサウンドの中でやはりドラムス。とりわけバスドラム。この最も基礎となる音が一音鳴る度に自分の胸が、心臓の辺りが震える。この「音を体で浴びる」感覚が本当にたまらない。もちろんドラムスだけでなくその他の様々な音、Ado自身の歌声も響きまくるわけだが、それが凄くいいのは「普通の読解力があれば確認は不要だと思うが?」と俺の中のクラピカが言っている。クラピカほんま口悪い。
話脱線するけど風のゆくえがめっちゃ良かった。今回オーケストラが入ってた(やばくね)んだけど特に最高だったのがAdoがアカペラやるところ。そこまでめちゃくちゃ美しい音色が流れてたんだけどいきなりパッと消える。消えたからこそそれまであんなにも素敵な音が生み出されていたのか、と気付くことが出来てめちゃくちゃ良い体験だった。あと普通にあんなにアカペラで綺麗に、観客に気持ちよく、心地よく聴かせられる(効かせられる?)Adoの地力の高さ。脱帽ですね。今回は帽子買ってないけど。
フード付きマフラータオルにしたので。
何の話だよ
次に②映像、というか視覚を主とした体験。
これも「よだか」との差を強く感じた部分。ただの物理的な話だが、ステージとの距離が遠くなればなるほどステージとその周りのスクリーンは視界における占有率が下がる。スタンド上段まで引いてしまえば視界の占有率は10~20%程度ではなかろうか。(かなり適当)
だがアリーナでさらに前から2番目のブロックだったためステージのスクリーンがとてつもなくデカく感じる。視界の7,8割がそれで埋め尽くされるため、没入感、臨場感が半端なく高い。本を沢山読んだら世界の真実が見える画像ミームの本読んでない側の人の視界みたい。例えが最悪すぎ。

触覚と書いた部分は今回のライブ中の炎や水の演出。炎が吹き上がった時は熱波を感じたし、水が噴出した時はしっかり浴びた。これらも興奮を高める要因だった。
最後に③。これはホントに凄かった。
周囲の観客の本気度とか熱量の違いとでも言おうか。それが前回の「よだか」ライブの時と全然違った。やはりVIP席。このライブに席料だけで3万払ってくる連中は覚悟が違う。楽しんでやる、盛り上げてやるという熱意が違う。曲中の声出し、歌っていない部分での声出し、曲間でのAdoやオープニングアクトを務めたファントムシータへの名前呼び。アンコール。曲に合わせたペンライトの振りなど、これ以外にもあらゆる熱意、本気度が違ったように思う。やはり人間など周囲に流される生き物だ。つるみの法則。周りが本気で楽しむ奴らならこちらも影響されて本気になってしまう。本気で楽しめてしまう。今回のライブを終えて個人的にはVIP(=アリーナ)席以外はその席の料金以上の体験価値の差が生まれてしまうと感じ、その席以外を申し込むのは分の悪いギャンブルをしているようなものだと感じた。(S席でも運が良ければアリーナは取れるみたいなので。)
今回は本当にあらゆる運の介在する条件に恵まれたと思う。しみじみ思う。視界を妨げるような人はおらず(手を頭より上に掲げ続けるなど)、真後ろの人はコールの声がめちゃくちゃカッコよく(マジで主人公みてぇな声だった)、同じブロックには率先してアンコールを行うファーストペンギンも居た。座席はいい位置。交通手段は一切の滞りがなく。同行者のトラブルも結局良い方向に転び。グッズも欲しいものが買えた。一つだけ不満を言うなら左隣の人のロングヘアーがかきあげる度に俺の顔面を直打していたことぐらいか。結べや。
何から何まで最高のライブだった。
このライブで得られた教訓、それは商品説明を見ずに物を買うなってこと。

