なんで筋トレしてんだ?

最近よく聞かれることがある。

「鍛えてるみたいやけどボディビルの大会とか出るん?」と。

 

結論

出ない。出る予定が無い。あるはずもない。恥ずかしいし。

裸を晒すのが恥ずかしいという意味では無い。正確に言うと完全に絞りきってない状態の裸を晒すのが恥ずかしい。

ああ言う大会にでる人達ってめちゃくちゃカッコよく仕上げてくるので、そんな人たちと並ぶとめちゃくちゃ悪目立ちしてしまいそうですごく嫌。

 

そんなこともあって最近よく考えるのがなぜ自分は筋トレを続けているのか?と言う疑問。

なんでだろ

一番最初は専門学生の頃。当時はトレーナーを目指していたので、授業の一つに筋トレの時間があったし、トレーナーならトレーナーらしくカッコいい体でないといけないだろうと言うのもあって筋トレに励んでいた。

あとカッコいい体だと受けが良いし。

今はどうだろう。

筋トレを始めてから都合5年くらい経ったが、実は度々やめたり再開したりしている。

UQモバイルで派遣やってた頃は確かやめてた。そのあとauに転勤になって退勤が早くなったのもあって再開したりしたけど割と精神的にしんどい時期もあってその時は運動しなかったりした。

なので本腰入れたのは5月末で辞めてからだった。

ただこの後も6月に合宿免許行っててできてないし7月にコロナかかっちゃってその間も歯抜けになってた。

よってきちんと始められたのは8月の最終週あたりからだ。

今でようやく3ヶ月経つかどうかと言うところ。

正直なんとなく行きたくね〜って日も割とある。人間だもの。

 

ここまで3ヶ月続けられてる理由の一つがダイエットだろうと思う。

そう、今ダイエットをしている。

仕事を辞めたことで活動量が極端に減り、お菓子とかかなり摂取してたのがたたり、お腹を始め体全体に脂肪が多量についてしまった。そりゃそうだろって感じだけど。

ダイエットをするきっかけの一つが8月に行ったプールだろう。

正直その時は(その時も多少筋トレはしていたため)そこまで自分は太っていない、むしろ定期的にジムに通っているのだからその辺の人たちよりいい体のはずだと言う思い込みがあった。

しかしその時の写真を後で見返してみると、度を越してぷよっぷよだった。

4つ並べると消えてしまいそうなくらいぷよぷよだった。

そこでショックを受け、始めた気がする。

 

以前にもケトジェニックダイエット(糖質、たんぱく質、脂質の三大栄養素のうち糖質をカットし、脂質をメインの栄養源に据えることでケトン体を生み出し、それをエネルギー源にして活動。その量を調整して絞っていくダイエット)を行なったことがあるのだが、これがかなり難しかったため今回はローファット(糖質とタンパク質をメインに摂取する。摂取する脂質を減らすことで体脂肪を削っていく)ダイエットを行うことにした。

もともと僕、肉の脂身とかめっちゃくちゃ好きだ。

焼き肉の豚トロとか焼き鳥の皮塩とか。こういうのめっっっっっちゃ好きだった。

あとお菓子とかスイーツとか甘いの。めっちゃ好き。

基本味覚が小2。

なのでこのダイエットは僕の好物の多くが禁じられるもので辛い。

 

なのだけど

不思議なものでいざダイエット始めると自分の中でスイッチが入るようで、そう言った僕の好物を目にしても結構忌避感が先に来る。

もちろんめっちゃ食べたくはあるしツイッターで食いて〜〜〜〜〜とか呟いちゃうけど実際はすごい食べたくない。

太るのわかってるし。

ポテチとか以前は一度に1袋は当たり前。2袋食べるとかもしばしばあったが、始めてからは全く食べなくなった。

市販のお肉も脂身削いでから食べるようになった。

友人からそこまで行ったら終わりだわとか言われた。

実際自分でもそこまでして痩せたいか???????アホじゃね???って思ったがやった。

レストランとかでステーキとかパスタとか頼んで知らないうちに脂質多く食べちゃった〜ならまだしも、目の前に削げる脂肪があるのだ。

見えてる地雷を踏まないのと同じで、対策できる部分はできるだけ対処した。

 

思うに世の中いろんな物事あるけれど、何事も目的意識の高さが大事だ。

ダイエット(というよりボディメイク)にはそれがより顕著だと思う。

目の前の好物食べたいという欲よりもカッコよくなりたい、綺麗になりたい、という意識の方が高ければ食べないはずでその結果目的を達成できるわけだし。

 

てことで今何も変化がない人はそこまで本気じゃないからだと思う。

まあこれってブーメランなんですけども。

 

ともあれダイエットした。

筋トレは2日に1回休みを入れるようにして胸、背中、肩、腕、脚のパーツに分けて行なった。

朝起きた直後(マジで直後)と夜寝る2時間前、そしてトレーニング終了後にプロテインを摂取。

菓子類は禁じ、その他脂質の多いものも禁じ、一日の脂質摂取量は40g以内になるよう調整。

主菜を食べる前にキャベツの千切りなどをメインにしたサラダを食べるようにした。

(この、先にサラダを食べるというのが最初なかなか慣れなかった。なにせ20年以上、真っ先に主菜に手をつけ、白飯を掻き込み、主菜を平らげてから初めて他の皿に手をつけるというルーティンを繰り返してきたのだから。(アホ) 食事を初めて主菜を半分ほど胃に納めたところでサラダを食べていないことに気づくなどがザラにあった。)

 

そんな生活を2ヶ月ほど続けていると、お腹の周りの浮き輪肉が減っているようだった。

胸も以前は胸部というよりおっぱいという感じだったが、それも元に戻った。むしろよりボリュームを増したようにさえ感じる。

背中も広がりと厚みが増し、肩や腕も合わせていわゆるマッチョっぽくなった。

いまだにヘソの周りには皮下脂肪が残っている感じはあるのだが、体組成計では体脂肪率13%判定。あれは体に電気を流してその電気抵抗具合から脂肪の量を推定する仕組みなため、誤差があるのを考慮しても15%から多くて16%ほどだろう。

以前がおそらく20〜23%ほどの体型だったことを考えるとまずまずの成果だと言えると思う。

 

そうしてある一定の成果が上がったのもあって表題のような自問が浮かんできた。

 

まあダイエットって成果が上がったからって元の(食)生活に戻したらまた元のぷよぷよボディに戻るだけなんで筋トレやめるって選択肢は無いわけなんだけどね。

 

にしてももう少し負担が少ないようにできないかなとは考えている。

ダイエット中より多少お菓子食べてもいいかな、とか。

多少筋トレの頻度減らしてもいいかな、とか。

今は自分が無理なくこれからも続けていける塩梅を探っている。

 

てかトレーニング続けてるのは筋トレ自体が結構楽しいってのもあると思う。

一切楽しくなくて辛いだけならどんなことも続かないと思うし。

これまでより重い重量でできた、とかこれまでより多い回数できた、とかで自分の成長をダイレクトに感じられるし、自分の体がカッコよくなっていくのって見ていてかなり気分がいい。

筋トレ自体を試行錯誤していって自分により合う種目ややり方なんかを見つけられた時にはえも言われぬ快感がある。

ゲームとかとも近いのかも。

 

話は変わるが、偉い人曰く人生は何に投資するかだという。

実際、人はお金だけでなく時間をあらゆるものに投資して生きている。

移動手段、美容、服飾、勉強、仕事などなどだ

そのうちの一つとして筋トレもある。

筋トレって投資先としてはかなりアツいと思う。どっかのインフルエンサーも言ってた。なかやまきんに君だっけ?忘れたわ

なんせざっくりいうと健康が手に入る。

この世の中お金で手に入らないものは少ないと思うけど、筋肉はお金では手に入らない。手に入り’’易く’’はなると思うけれど、それでも筋トレという努力が必ず必要となる。

今努力して身についた筋肉はこれから先一生使える一番最初のオシャレであり、自分を病から守ってくれる鎧であり、将来元気に動いていられるブースターだ。

それらが手に入る筋トレは投資先としてめっっっちゃアツいのでは無いだろうか

 

そういうのも自分が続けている理由の一つだと思う。

 

だがしかし、

一番はやはりこれだと思う。

『失うのが怖い』

 

これまで努力してつけてきた筋肉を手放すのが勿体無い。

人は得られるはずだったものを得られないより、今既に持っているものを失うことに、より忌避感を感じるらしい。もっともだ。

 

これまで何度もやめたり復帰したりを繰り返してきた自分としては、どうしてもトレーニングができないタイミングがあったとしても、ここでジムに行かなかったらまたやめてしまう、またいい体を失ってしまうというラインが分かっているのだと思う。

それゆえに半ば強迫観念に駆られてジムに通っているのだろう。

中途半端で投資をやめて損をしたく無い、とも言える。

 

そんなわけで僕はポジティブな理由とネガティブな理由、両面ありつつ今日もまたジムに通う。

みんなもやれ。

貯金もいいけど貯『筋』しろ。